ブダペストオペラハウス「蝶々夫人」
2013年 11月 17日
、見ようによっては奈良時代の着物?白塗りに兜の様なカツラも七福神のようだけれど、遠く日本を想像する思いが伝わって、プッチーニの舞台としてはこれで良いのかもしれないと思えた。
ロストのバタフライは、ちっちゃくて可愛らしいチョーチョーさん。神秘的な強さもあり可憐で生き生きしていた。レパートリーに加えて間もないと聞いたけれど、新鮮なバタフライだった。昨日の「オテロ」も同じように、ブダペストの歌手の動きはとても自然でミュージカル…いえ、オペレッタ的だ。学ぶところが多い。
花の二重唱に子供も一緒に花を摘んでくる演出には、泣けてしまった。
「オテロ」「蝶々夫人」満席のお客様で、カーテンコールの拍手が徐々に一緒になり、やがて「強弱」を付け速くなっていく。まるでチャールダッシュのリズムとなるのは、さすがハンガリー!
終演後、ロストの楽屋を訪ねて2002年の新国立劇場「椿姫」で共演させていただいたお話をした。